言葉にしにくい違和感ふたつ

はてブで、使えない人がどうとかいうタイトルのエントリを見かけた。読んでないけど。
「使えない」で思い出すのは、もう何年も前になりますけど、大学で同級生だった子に久しぶりに会ったとき、その子が、
「外注のエンジニアがいてさー、もうおっさんなんだけどー、全然使えないのー」
と言ってて、背筋が寒くなったことです。
なぜ背筋が寒くなったのかっていうのを言葉にするのは難しいんだけど、
「自分も同じような職種だし、お客さんにそう言われてるかも。怖い怖い」ということではなくて、
人に対して「使える使えない」という言葉を使うこと自体がおそろしかったんだろうなと思うのです。
もし同じ立場になったとしてら、「あんまし仕事できなくて困ってる」とは言うかも、と思うけど、
「使えない」とは言わないなあ。どうなんやろ。みんな言うんかな。このへんは言葉の感覚の違いだけの問題なのかな?
やっぱし上から目線すぎとか、物扱いに感じるからか、わたしには違和感ありまくりです。
発注者脳の極みっていうのかなあ。自分がすごいわけじゃないのにね。
とにかく、「使えない」ってのをさらっと言えてしまう感覚がすごく怖かったので、正直距離をおきたいと思ったことを覚えてます。


言葉にするのが難しい違和感にはもうひとつ覚えがあって、
大学入試が終わって、なんのときだったか、所属してた部活の部室をたずねたとき、
ふたつしたの女の子が、遠巻きにわたしをみながら、周りの子に、
「あの先輩は○○大学に合格したんやってー」
みたいに言ってて、すごくいやな気持ちになったことがあります。
でもなぜそれがいやな気持ちになるのか、本当に理由が分からないんです。
どっちかというとほめられてるとは思うのに。なんなんだろう、あれは。
思い出すたびにいやな気持ちになるんだよなあ。わたしの性格が悪いだけだろうか。不思議すぎる。